ユーロ危機 The euro crisis 欧州のアキレス腱 Europe’s Achilles heel
(2012年5月12日)
ギリシャが退場するリスクがますます増大する中で、ユーロ圏は単一通貨そのものを救済する問題に面と向かう必要がある
ユーロ危機の休息は、わずか数カ月間しか持続できなかった。ギリシャに対して2度目の1300億ユーロの救済資金――ユーロ圏の指導者たちによって12月に合意された新財政協定による――と、欧州中央銀行(ECB)からの1兆ユーロの低利の長期借り入れが行われたにもかかわらず..........more
インドとパキスタン India and Pakistan 国境での賢明な歩み Clever steps at the border
目立たぬ形で、2つの旧敵が通商関係を修復しつつある。もっと進めるべきだ
インドとパキスタンの国境通行路ワガで毎夕、日没時に、途方もない軍事的愚行が誇示される。数千人がおかしな帽子をかぶって相手の守備兵に歓声を上げ、疑似侵略を気取って闊歩し、国旗を降ろし、そして国境のゲートを閉める。これは演出された楽しみだ.........more
イスラエルとパレスチナ Israel and Palestine 日和見主義者にとってはチャンス An opportunity for an opportunist
イスラエル政府の構成が突然変わり、一筋の希望が見えてきた
3年以上前に軍がガザ地区を攻撃して以降、イスラエル国民にとっては比較的平和な時期が長く続いている。タカ派の指導者ベンヤミン・ネタニヤフは、この軍事攻撃の直後に首相に返り咲いたが、その政権運営は上々だ。イスラエル経済は、奇妙に微震はするものの.........more
地球観測衛星 Earth-observation satellites 我々を監視する存在 Something to watch over us
地球はもっと慎重に観察される必要がある
4月8日に欧州最大の地球観測衛星のエンビサットが、予期せずに地球の下界にいる利用者たちと通信することを止めてしまった。それ以降、それらの利用者たちは半狂乱になって通信を再構築するように努めてきた。彼らはエンビサットのレーダーやその他のセンサーに対し..........more
アジア事情 Banyan 構成の欠落 An absence of architecture
東北アジアの安全保障に付きまとっている妖怪は、北朝鮮だけではない
過去の流儀と、人工衛星の映像から判断して、北朝鮮は間もなく別の核爆弾で、3度目のこの種の実験を行うかもしれない。支配体制はまだ言葉上での脅迫はしていない。だが5月6日には、同国は「自衛的な核抑止力を基盤として、わが国の主権を頑強に防衛する」と..........more
反体制派の抑圧 Suppressing dissent 皇帝は知っている The emperor does know
安定維持の名目で、体制が抑圧に報いる方法
先月米大使館に逃げ込んだ盲目の活動家・陳光誠事件の根本的な矛盾は、中国政治の中心にも存在する矛盾だ。彼および他の人々に対する人権侵害の最大の責任者は、彼の故郷・山東省臨沂県の1人の役人だと陳氏は思っている。だがその役人、リ・クンが ..........more
日本の商社 Japan’s trading houses 機略に優れ活力に満ちている Resourceful and energetic
三菱や三井らの商社仲間は、原材料ブームの大胆な賭けに打って出た
日本の大手商社の盛衰は、19世紀の開国から1940年代の戦争の惨禍を経て、バブル期の浮き沈みまで、国全体の盛衰と軌を一にしてきた。しかし最近、この傾向に変化が起きている。日本の大部分が不況に沈む中三菱や三井などの商社は..........more