カレーの「移民」Migrants in Calais
「ジャングル」に学ぶLearning from the Jungle
英仏海峡に接する難民キャンプは欧州の難民危機の脇役に過ぎないが、そこから重要な教訓が学べる
2015/08/08
アラビア語のポップス音楽に代わって、いま世界中の親を悩ませているファレル・ウィリアムスのファンキーなソウル「ハッピー」が流れ始めると、アフリカ出身の小さな少女が急にジグを踊りだす。フランスはカレーの郊外にある汚くむさ苦しい難民キャンプ通称「ジャングル」には、この歌は不釣り合いな音楽だ。ところが、「ジャングル」はそもそも不釣り合いな場所なのだ――この貧しいキャンプは、地球上の最も豊かな国の1つの地方...
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